滞在6日目。いよいよシャスタを離れる日。
名残惜しいですが、お世話になったゲストハウスや素敵な思い出を記します。
森のゲストハウス
宿泊したのは、シャスタシティまで車で約20分ほどの場所にあるゲストハウス。住宅地から離れていて、裏庭には小川が流れ、小動物が時折顔をのぞかせます。
寝室が6つ、バスルームが3つあり、家族連れや友人グループで泊まるにはちょうどいい環境です。9月とはいえ朝夕は冷えたので、バスタブがあるのは嬉しかった。




旅友との別れ

6日間、同じ屋根の下で過ごした旅友たち。最初は初対面の人もいたのに、別れ際には、ずっと前から知っていたような氣持ちになっていました。

今回の旅に誘ってくれたのは、友人のかっちゃん。
かっちゃんは2026年6月に、著書『わったーりゅう!2 僕らの起源(ルーツ)に還るとき、この素晴らしき世界はもっと輝く』(ヴォイス)を出版し、沖縄や全国を巡りながら、実体験や聖地での学びを伝えています。

別れ際、シャスタが見送ってくれました。
帰国
帰国のフライト時間は約11時間。9月14日16時45分発の便でしたが、出発が40分ほど遅れました。

旅の楽しみは機内食。LCCなので事前予約が必要です。ご注意を。

スターリンクWi-Fiのおかげで、長時間のフライトも機内でも快適に過ごせました。
スマホ表示はアメリカ時間なので「同日朝4時」と出ていますが、日本時間では同日の夜8時。到着した日は成田周辺のホテルで一泊し、翌日、沖縄へ戻りました。

那覇に到着すると、サンフランシスコとは違い、ムワッとする湿氣が体にまとわりつきます。「ああ、沖縄に帰ってきたな」と実感する瞬間です。
旅に出た、本当の理由
じつは、この旅に出る2か月前、僕は大切な友人を見送っていました。
職場の同僚で、事あるごとに氣にかけてくれた、仲の良い友人でした。くも膜下出血で突然倒れ、そのまま帰らぬ人に。
あまりに急なことで、しばらくは仕事にも集中できず、心のどこかがぽっかりと空いたままの日々が続きました。
彼と出会ってからは、まだ3年ほど。
その頃、彼はコミュニティFMで自分のラジオ番組を持っていました。
一度その番組に呼んでもらい、ふたりで2時間ぶっ続けでバスケの話をしたことがあります。笑いっぱなしのあっという間の2時間で、今でも僕にとって大切な、楽しい思い出のひとつです。
転職の相談があり一緒に働く環境になりました。
短い付き合いでしたが、彼から学んだことはたくさんあります。
彼はミニバスケットボールのチームを主催していて、息子もそのチームでお世話になっていました。
子どものスポーツ教育の世界でも、勝利を目指すあまり、試合に出られる子と出られない子がはっきり分かれてしまうことがあります。
彼はそこに疑問を持ち、「ゲームに参加できない子どもたちにも、バスケが楽しめる環境をつくりたい」という熱い思いでチームを続けていました。
仕事は大変だったはずなのに、子どもたちにはいつも愛情深く接し、一人ひとりの健やかな成長を願っていました。
そして、沖縄の平和についても発信を続けていたこと。平和の学びを子供たちと一緒に参加していたこと、多肉植物を、愛情を込めて育てていたこと。
人と人とのつながりを、何より大切にしていたこと。
彼の生き方には、いつも「誰かのために」と「自分のワクワク」が同居していました。
彼は、知り合う以前にも大きな病を経験していたそうで、そこから人生を見つめ直した人だったからこそ、一日一日を大切に、楽しみながら生きていたのだと思います。
だからこの別れは、僕ひとりのものではなく、息子とともに抱えた、親子の哀しみでもありました。
マウントシャスタの旅vol.1、ゴールデンゲートブリッジの前で書いた「別れと再会」。
あのとき言葉にできなかったのは、この別れのことでした。
シャスタで受け取ったもの
旅友たちも、それぞれに「別れ」を抱えてシャスタに集まっていました。
転職を決めた人、家族を見送ったばかりの人。
聖なる山を仰ぎ、湖のほとりで風に吹かれ、黒曜石の大地に癒やしを感じる。
何千年も祈りが捧げられてきた場所で過ごすうちに、心が少しずつ安らいでいきました。
旅友のともちゃんが過去生の記憶に涙したとき、
「魂は覚えている。そしてまた巡り会う。いまがその時」と思いました。
別れは終わりではなく、また会うための途中なのかもしれない。
そう思えたのは、この旅があったからです。
そして、再会
長いあいだ家を空けていましたが、帰宅すると、娘が少し遅れたバースデーを祝ってくれました。手渡されたのは、手づくりのプラバン。

蒼い龍と、46歳にちなんだ「レベル46」の文字。思いがけないサプライズに、胸いっぱい。
かっちゃんの『わったーりゅう』の本で出会い、誘われてシャスタへ向かい、聖なる山や湖、黒曜石の大地をめぐりでした。そして最後に、わが家で小さな龍が待っていてくれた。
遠い土地で、自然と祈りに触れる旅は、いつもの暮らしのありがたさにも気づかせてくれます。
形は変わっても、大切な人とはまた出会える。
それが、この旅で僕が受け取った「魂の再会」の答えかと思います。
旅を終えて
この旅は、たくさんの人に支えられていました。
サンフランシスコの空港まで迎えに来てくれて、シャスタまでの長い道のりや毎日の移動で、ずっとハンドルを握ってくれたマークさん。
現地をアテンドし、聖地の話やシャスタに伝わる物語を教えてくれたミキさん。
旅に誘ってくれたかっちゃん。
そして、6日間をともに過ごし、笑って、ときに涙した旅友のみんな。
みんながいてくれたから、この旅はただの旅行ではなく「再会」と豊かな時間を過ごす旅になりました。心から感謝します。
マウントシャスタの旅行記はこれでいったん終わりですが、おまけページも近日公開予定です。最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。(つづく)



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