初!お話し会を開催しました。
歴史好きな私が知っている【琉球・沖縄の歴史】をシェアする会です。今回のテーマは『首里城と祈り』
お話し会の会場は沖縄市にある【あがりんて~ら~ with happy】さん。
ゲストに琉球舞踊家の黒濱 美紀さん、量子力学「開華」セミナーを主催している辺土名 健さんのご協力を頂き楽しいお話し会を開催する事ができました。
きっかけ作りをして頂いた友人や急遽ご参加いただいた方など、定員を大幅に超えて開催でき大変感謝です。ありがとうございました。
琉球開闢神話やニライカナイ信仰、おなり信仰、日本神話や世界の神話の類似など織り交ぜ、歴史についてお話ししました。
琉球開闢神話について
国造りのストーリーはいくつかありますが、琉球王府の歴史書(中山世鑑)ではアマミキョが紹介されています。
天帝の命を受けた阿摩美久(アマミキョのこと)は天から土石草木を給わり島をつくったそうです。そして琉球七御嶽とよばれる聖地をつくりました。
はじめに国頭の辺戸の安須森御嶽、二番目に今帰仁グスク内のクボウ御嶽、三番目は南城市知念の斎場御嶽、四番目に南城市玉城の薮薩御嶽、五番目に南城市玉城の雨つづ天つぎ御嶽、六番目に南城市知念久高島のクボー御嶽、七番目に那覇市首里城の首里真玉森御嶽となっています。
御嶽(うたき)とは、森や御拝所(うんがんじゅ)、グスクなどと呼ばれる聖地にあります。神聖な場所でイビと呼ばれる霊石が祀られています。祭祀は女性が司どり、男性は御嶽に足を踏み入れることが出来ませんでした。
琉球王国時代、ノロと呼ばれる神女によって祀られ五穀豊穣や無病息災、雨乞いなどの祈願や祭りが行われてきました。明治時代に入り琉球王国が消滅したことにより、グスクや御嶽は廃墟化していきましたが、その後地元の人たちやユタ(霊能力者)によって守られつづけています。
ニライカナイ信仰
沖縄の島々を建てた神アマミキョが最初に降り立った場所が久高島。島からニライカナイと呼ばれる東方の海の彼方にある神々が住む理想郷があるとされています。
琉球神道では、ニライカナイへマブイ(魂)が帰りまた生まれてくる場所。太陽はこの海上から昇り、西の海に沈むとその太陽は海に入り地底の洞窟から昇るとされています。
おなり信仰
おなり信仰とは、姉妹がその兄弟(国王)を守護し霊力を持つという信仰。琉球王国になると神職最高位の聞得大君(きこえおおきみ)やノロ、ユタ制度で奄美諸島から八重山諸島まで確認できます。
聞得大君は日と月を司祭するとされ、聞得は『名高い』という意味があります。
聞得大君のその下に首里三平等、地方ノロと階級組織になり琉球王国の中に君臨する女王のような形でした。
首里城のはじまり
2019年に火災で焼失した首里城。その首里城に関して基礎的な出来事をお伝えしました。
・首里城のはじまりは分からいこと
・14世紀前半頃から京の内エリアが按司の拠点、グスクとして使われる痕跡があること
・琉球文化・芸能の発信源になったこと など
琉球王府が残した正史だけではなく、スピリチュアルな視点や都市伝説の情報も追加していくと、更に謎解きゲームのように面白くなります。
この会に参加して頂いた琉球舞踊家の黒濱さんは、色艶やかな紅型衣装を羽織り基本的な動きや踊りの意味について教えて頂きました。
琉球王国時代には冊封使をお迎えしたり、国王の年忌、江戸上りの琉球使節など臨時任命される踊奉行の役職について説明頂いたりより深みのあるエピソードを紹介して頂きました。
また場所を提供して頂いた辺士名さんには、量子力学の視点を説明して頂きパラレルワールドの説明を補足。
摩訶不思議なエピソードも交えて歴史もパラレル移行するというお話を結びつけてお話ししました。
次回は、フィールドワークを開催したいと思いますので、よろしくお願いします。
差し入れで、ジミーのトロピカルクッキーセットを頂きました。ありがとうございます。
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