世界が注目する量子力学とパラレルワールド

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マルチバース(パラレルワールド)という概念

マルチバースを扱った映画やファンタジー作品を多く目にするようになりました。マルチバースは直訳すると【多次元宇宙】といいフィクションではなくきちんと、科学で扱われています。そしてマルチバースは【パラレルワールド】と捉えても良いそうでパラレルワールドは同じ次元に存在する並行世界のことを言います。

2017年、アメリカのノーベル物理学賞を共同受賞したレイナー・ワイス名誉教授(マサチューセッツ工科大学)、キップ・ソーン名誉教授(カリフォルニア工科大学)、バリー・バリッシュ名誉教授(カリフォルニア工科大学)は、「重力波」の検出に世界で初めて成功。科学者たちが本腰を入れて余剰次元と平行宇宙の発見に乗り出しました。なんだかワクワクする話ですよね。

量子力学と引き寄せの法則

量子が、粒子と波動の二重の性質を示す「二重スリット実験」という有名な実験があります。2013年沖縄科学技術大学院大学(OIST)が発表した内容を紹介します。

スクリーンの前に2本のスリットを置き、そこに向けて電子を発射する実験で、物理学者たちは、物質が波動の性質を示すときもあれば、粒子の性質を示すときもあることを明らかにした。研究者らが実験の途中で系を測定したところ、各電子が粒子として一方のスリットを通過していたが、実験の最後に測定したところ、各電子が波動として両方のスリットを通過していた。

画:バネッサ・シパーニ(OIST)より引用


この実験で、観察者の思考の影響で波動が変わっていることが分かったそうです。

近年、スピリチュアルな書籍で紹介されている「引き寄せの法則」は、量子力学的な内容で解釈できるようになりました。

「エブエブ」が描くマルチバースとマンデラ効果の不思議な関係

2022年にアメリカで公開された映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(通称:エブエブ)は、第95回アカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネート、7部門を受賞した話題作です。壮大でカオスなマルチバースの世界観をベースに、ユーモラスなアクション、SF要素、そして心温まる家族愛を描いた作品です。

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主人公エブリン(ミシェル・ヨー)は、アメリカで暮らす中国人移民。破産寸前のコインランドリーを営む彼女は、国税庁の厳しい監査に直面します。そんな中、突然夫が豹変し、彼女は「バースジャンプ」という体験でパラレルワールドへ飛び込みます。そこにはカンフーマスター、大女優、ピザ職人など、多彩な「もう一人の自分」が存在。エブリンはその能力を駆使し、家族と世界を救う冒険を繰り広げます。

この映画は、観る者に「自分だけの宇宙」を感じさせる不思議な魅力に溢れています。マルチバース映画に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!

パラレルワールドとマンデラ効果の関係

パラレルワールドとは、現在の宇宙とは異なる選択や出来事が展開する「もう一つの宇宙」を指す概念です。
量子力学の多世界解釈に基づき、「もしあの時違う選択をしていたら」という別の現実が存在する可能性が議論されています。

一方、マンデラ効果は、集団で共有される「誤った記憶」の現象です。多くの人が「実際には起こらなかったこと」を同じように記憶している場合、それがマンデラ効果とされます。

例えば

  • 地図や歴史の違い(日本の島の形状やVWエンブレムのデザインが「変わった」と感じる)
  • ネルソン・マンデラの死(1980年代に獄中で死んだと記憶する人が多いが、実際は2013年死去)
  • 有名キャラクターのデザイン(例:ピカチュウのしっぽの色が「黒い」と記憶)

なぜマンデラ効果はパラレルワールドと関連する?

マンデラ効果は、パラレルワールドの存在を想像させる現象として注目されています。

  1. パラレルワールドの交錯
    • 一部の人は、マンデラ効果が異なるパラレルワールドの記憶が現在の世界に「漏れ出た」結果だと考えます。例えば、ある世界では「ピカチュウのしっぽに黒い模様があった」現実が存在し、その記憶が現在の意識に影響を与えている可能性。
    • 多次元宇宙が一時的に統合したり、意識が世界間を移動することで、異なる記憶が生じるという仮説です。
  2. 量子力学の視点
    • 量子力学の多世界解釈では、すべての選択肢が異なる宇宙で実現するとされます。マンデラ効果は、こうした別の宇宙の出来事が我々の意識に影響を与える現象として解釈されることもあります。
  3. 心理的・文化的要因
    • 科学的には、マンデラ効果は記憶の不正確さやSNSを通じた誤情報の拡散によるものとされます。しかし、スピリチュアルやエンタメの文脈では、パラレルワールドの痕跡として語られ、好奇心を刺激します。

物理学者のスティーヴン・ホーキング博士は「我々の世界は仮想現実かもしれない」と50%の確率で提唱し、イーロン・マスク氏も同様の説を支持しています。これらの考えは、マンデラ効果をパラレルワールドと結びつける想像力を掻き立てます。

自分のマンデラ効果体験談

私自身、マンデラ効果を知ったとき、衝撃を受けました。
例えば、海外滞在中の友人たちと話した際、特定の歴史的事件や地図の形状が「記憶と違う」と感じ、まるで浦島太郎のような気分に。最初は混乱しましたが、この現象を通じてスピリチュアルな視点を持つようになりました。

マンデラ効果は、人によって異なる記憶のズレが存在し、まるで多次元宇宙が交錯しているかのような感覚を与えます。

興味がある方は「マンデラ効果」を検索し、さまざまな事例を調べてみてください。YouTubeや都市伝説コミュニティでも話題沸騰中で、エンタメとして楽しむのがおすすめです!

まとめ:エブエブとマンデラ効果の共通点

「エブエブ」はマルチバースを通じて、自分が作り上げた宇宙や選択の可能性を探求する物語です。一方、マンデラ効果は、記憶のズレを通じてパラレルワールドの存在を想像させる現象です。どちらも「現実とは何か」を考えさせ、好奇心を刺激するテーマです。

科学的にはマンデラ効果は記憶の錯覚とされますが、パラレルワールドのロマンとして楽しむことで、日常に新たな視点が生まれます。 あなたも「エブエブ」を観て、またはマンデラ効果の事例を調べて、多次元宇宙の不思議に触れてみませんか?

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