かえる隊長、生き返ったお話し

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かえる隊長

かえる隊長 アキオ
40代のサラリーマンです。妻と子供が3人います。趣味は歴史探究や博物館めぐり、美術鑑賞、バスケ観戦。そして自己投資(心の学び、マインドフルネス、自己啓発などの情報集め)にハマってます。

プロフィールとは別に僕が【かえる隊長】になるお話しです。
プロフィール画像は子ども用の『かえる帽』で敬礼!戦場から戻ってきた帰還兵・・・って感じでしょうか。

苦しい幼少時代

未熟児で生まれた【かえる隊長】は、家族の愛を受けすくすく成長しましたが、幼少期に小児喘息になります。
小学生になった頃、入退院が多く学校の勉強についていけず体調が優れない日は、保健室のベッドの上で、空を流れる雲をばかり見ていた記憶ばかり思い出します。

そして中学に進学すると、自信がない少年でネガティブ思考になっていました。原因は父親。自由奔放でお金使いが荒く、酒を飲んで酔って帰ると母親に暴力を振るうことがある家庭環境でした。
息が詰まる・・・苦しい想いが【喘息】につながったのかも知れません。

生き方を考え直した『蘇生体験』

高校受験を控えた1995年、世の中はバブルがはじけた後で阪神淡路大震災や松本サリン事件など暗い時代でした。中学3年生になった春。持病の喘息は改善せず、家と病院を行ったり来たりしていました。

体調が優れない季節でしたが、従妹の誕生日パーティーに参加して祝っていました。
楽しかったパーティーが22時頃終わり、帰宅する頃には喘息の小発作が起きていました。すぐ寝れば呼吸が良くなるはずと思い込み、就寝しようとしましたが、呼吸のゼイゼイが止まりません・・・喘息治療を我慢して病院に行きたくない本当の理由は「病院に行けばお金がかかるから行きたくない」「親に迷惑を掛けたくない」という本音でした。

その真夜中、発作が強くなり頭痛がひどくなり始めました。
あーダメかも。仕方ない病院へ向かうと決心。自宅から病院まで急いで20分ぐらいです。
呼吸は苦しく酷くなり、到着までの時間がいつもより何倍にも感じられました。車の中で、僕は呼吸困難で酸素が足りず肩で呼吸するようになり、頭痛もひどくなる。だけど「早く寝て楽になりたいな」ど強く感じていました。

病院に到着した頃、呼吸ができず意識が朦朧とした状態。診察と治療が始まるわけではなく急遽、緊急処置室に運び込まれました。やっと着いたという安心感と眠たいという感情の中、いったい何がはじまったのか分かりませんでした。実は呼吸が止まっており、その時すでに心停止。緊急治療室に運ばれた僕は『心肺蘇生(CPR)』が行われていました。

臨死体験で感じたこと

幽体離脱なのか、夢の中なのかわかりませんが、治療される全裸になった自分を、俯瞰して見つめている自分がいました。それは臨死体験だったと後から分かりました。その時感じた感情は生きてた中で一番気持ち良い瞬間だったと覚えていますが、この体験を調べると興味深いことが分かりました。

心停止に至り心肺蘇生(CPR)により蘇生した人を対象とする研究から、それらの人が死の淵にある時、全く意識がなかったとは言えないとする研究結果が、米国心臓協会(AHA)学術集会(Scientific Sessions 2022、11月5~7日、米シカゴ/バーチャル開催)で発表された。(https://www.carenet.com/news/general/hdn/55453より)

この体験は、黄泉帰り(蘇り)でした。

その時味わった『全裸で恥ずかしいな』、『不思議だな』と味わった感情と、『気持ちいい』瞬間が、とても特別に感じます。
黄泉(あの世)に行ったかもしれませんが、ぜんぜん覚えていません。次に自分の意識が戻ったときには、集中治療室(ICU)のベッドの上でした。

呼吸が難しく気道確保するために経口気管挿管(口腔から管)が挿入され、気持ち悪い状態でしたので経口気管挿管を取ってしまいました。体調が落ち着いて一般病棟に移った数日後、母親が面会に来てくれて、心肺停止で大変だった話や呼吸が安定しなければ気管切開(喉元に穴を開けて呼吸する)ところだったことなどを話して「お金の心配をさせてごめん、喘息を我慢しないで」と母は伝えてきました。

この体験をキッカケに自信がなくネガティブだった僕は、「自分を大切にしよう」「がんばろう」と決意し高校受験に励み合格。15歳の少年は少しづつ自分に自信を持つことで、前に進む事ができました。

かえるは幸運を呼ぶ。

健康とお金で苦労した時代でしたが、今では楽しく幸せに過ごしています。

僕が【かえる隊長】とした理由は、かえるが神の使いとして「若返る」、「家に無事帰る」、「栄える」、「見違える」、「跳ね返る」、「蘇る」などとかけて、ご利益を紹介している神社があることが分かりました。

蘇生した僕はまさに「蘇る(かえる)」ことができました。
これからも自分のわくわくを探求していきます。

人生でうまくいかなくなったら、原点にかえるとか言いますよね。
うまく行かなくなったら、かえりましょう♪ ケロ

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