「あなたの夢はなに?」「叶えたいことはなに?」と聞かれすぐに答えることができますか。
この質問、苦手だなって思う人もいると思います。
夢を叶えるためには【夢を叶える、出会いと知識が必要だよ】と聞きました。
夢に向かう為の生き方には、2つのタイプがあるそうです。
未来に向かって計画を立て『目標達成型の生き方』、将来の目標に縛られることなく今、置かれた環境でベストを尽くす『天命追求型の生き方』があります。
ここで歴史で習った有名な戦国武将の生き方で紹介します。
目標達成型の生き方
戦国時代に活躍した【織田信長】、天下統一という目標を掲げ邁進する姿は『目標達成型の生き方』です。ただ目的を達成するためには残忍さが語られ嫌う人もいます。
比叡山延暦寺の焼き討ちで織田信長は対立していた延暦寺を取りかこみ、無抵抗の僧侶を焼き討ちにしたことで、信長は仏敵と見なされるようになったそうです。
実は平安時代から安土桃山時代まで僧兵を多く抱え、最澄の名のもとに朝廷や幕府に大きな影響力を持っていた比叡山延暦寺。武装した僧侶たちを天下統一の為、倒さなければならない相手だったということです。個人的には楽市楽座を開いた経済政策、豪快な性格は好きです。
天命追求型の生き方
同じ時代に生きた天下人【豊臣秀吉】は天命追求型の生き方。生まれは百姓や足軽という低い身分から天下人へ。そして太閤(今でいう天皇を補佐する大臣)になります。
織田信長と秀吉の出会いは諸説ありますので割愛します。君主として選んだ信長に対して秀吉は、与えられた仕事をコツコツやっていくことで、出世し認められていきます。
有名なエピソードで紹介すると、草履取という仕事を与えられた秀吉は、信長が外出する際に草履を揃えておくことが仕事でした。秀吉はある雪の降る寒い夜に、信長の冷えた草履を懐に入れて温めておいたのです。
『大好きな信長さまの足が冷えるのはご免じゃ、わしの懐で温めておこう』って具合になったと思います。大好きな人に伝える可愛いい奴という印象を持ちました。
秀吉の出世話で、清洲城の修繕城壁工事を異例の速さで完了したり、美濃攻略の前線基地とするための墨俣城の築城を短期で完成させたりアイデアと行動で信長は、「戦わずして勝つ」という秀吉の立派な兵法を評価したそうです。
そして本能寺の変で信長亡き後、秀吉は天下人まで昇り詰めます。天命追求型の日本ドリームを成し遂げました。
天命追求型の生き方は、中国の儒学者である胡寅の『読史管見(とくしかんけん)』に記された言葉【人事を尽くして天命を待つ】。まさにそれと同じと感じました。
まくとぅそーけーなんくるないさ。
人事を尽くして天命を待つ。
この言葉通り自分たちができる限りのことをして、結果は天にまかせるという意味です。
沖縄にも似た言葉があります。それは【なんくるないさ】という言葉。有名ですよね。
なんとかなるさと訳しますが、実はなんくるないさの前に【まくとぅそーけー】が入ります。
意味は『まくとぅ=誠』、『そーけー=している』となりますので、『誠のことをやっていれば、後は天にまかせてなんとかなる』というのが正しいです。
あなたは目標達成型の生き方、それとも天命追求型の生き方?
どちらかでしょうか。
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